今だからこそキズナアイちゃんの「Sky High」を聴く

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初めに(この記事を書いた理由)

キズナアイちゃんが活動を休止してから1年半以上がたちました。

アイちゃんのいた日々は毎日が嵐のような日々でしたが、その中でもSky Highのリリース日はもう大嵐でした。少なくともこの曲は「増えた」アイちゃんについて歌っている曲で、当時の私はもう今後のアイちゃんがどうなっていくのか気が気でなく、ゆったり俯瞰してこの曲を聴けてはいなかったと思います。

そこで、いったん嵐が過ぎ去った今、いろいろと今までのことを思い出す中で、もう一度じっくりこの曲を聴くことはぜひやっておきたいことでした。ということで、ゆっくりと歌詞や MV を眺めながら、こんな解釈もできるよね、というのをちょっとまとめてみたのがこの記事です。この解釈が俺の完成版だ!というのではなく、いままで自分の中にしっかりとした解釈が何もなかったので、一つこういう聴き方もできるなというのを書き留めてみた感じです。そんな感じでよろしくお願いします。

まず Teather Movie を見る

Sky High には本記事冒頭に貼った MV だけでなく、それより前に投稿された Teather Movie があります。長らくこっちの方を見返していなかったので見てみました。

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Teather 1 の冒頭は歌詞に沿った映像になってて、二重螺旋構造が象徴的でかっこいいですよね。これまでの動画が雪のように舞って、いつの間にか星のようになっていくのがきれいです。意外な気づきだったのが、「受け継がれた遺伝子が雪のように降る」のとこで降ってるのは増える前のアイちゃんなんですよね。「受け継がれた遺伝子」=「新しく増えたアイちゃん」と思っていたのですが違うのかも、と改めて見て思いました。この辺は後述。

Teather 2 はリアル世界の路上に置かれたタブレットに映っている自己紹介動画のアイちゃんから始まり、人間の日常の色々なところにアイちゃんがいて、最後は中国への旅行鞄にアイちゃんの写ったスマホが入っています。これは素直に海外にも行っちゃうぞ!って意味だと思うのですが、印象的なのはアートワークでもある二股の滑り台です。でもこの滑り台が何を意味してるのは正直わかんない…タブレット(今のアイちゃん)が階段の途中にあって、さらに上った先から(これまで向いていなかった)いろんな方向につながりを広げていくって意味なのかもと思いましたが深読みしすぎな気もします。ただ、滑り台って日常でなじみ深いものでありながら、二股の形状は珍しくて印象に残るし、なんとなく不思議な感じがするし、アートワークとしてぴったりだなって感じもします。

歌詞を読む

ここからは歌詞を読んでいってどういう意味なのかな~と考えていきます。これまでこの曲を聴くたびに思っていたのが「君」が誰を指してるのかってことなので、その辺に焦点を当てて聞いてみました。

原始の海、君は君になるのさ

私ははじめ、オリジナルのアイちゃんが、新しく増えたアイちゃんに対して語り掛けている歌詞だと思っていたのですが、Teather 1 を見ると、ここで写っているのは二重螺旋(=遺伝子を複製する構造)で、そのあと原始の海から現れたり、雪のように降ったりしているのはこれまでのアイちゃん動画たちです。

なので私は、ここでいう「君」はどれかのパーソナリティを指しているというよりは、アイちゃんの遺伝子、つまり、つながりたいという気持ちから生まれた存在全てを指していて、それは増える前にも、増えた後の存在にも共通しているものではないかと解釈しました。

それが僕じゃなかったとしてもいい

遺伝子については君=僕だとすると、「僕じゃない」ものは何になるでしょうか。それはパーソナリティやこれまでの活動でファンと共有した記憶や時間というものになるのかなと思います。

ほら手を伸ばせば君の夢に届きそう

ここでわざわざ僕の夢ではなく君の夢と言っている理由は何でしょう。夢=世界中のみんなとつながることであれば、それは僕も君も同じはずです。君=人間のみんなという解釈もありそうですが、続く、長い眠りから覚めた声で聞かせて ハロー!という歌詞が新しく生まれたパーソナリティのアイちゃんを指していそうなので、ここではこちらの解釈は置いておきます。

さて、わざわざ君と言っているということは、その夢は、同じ夢を持っているけれど、パーソナリティや共有した時間、記憶は違う自分がそれをを果たす、ということを強調していると解釈できます。逆説的に、そこに今のパーソナリティの自分がいないことに関して、アイちゃんが意味を見出しているとも受け取れます。

いつの日かそれを僕と呼べるのなら

何回だって言おう

ハロー、君と描く未来

いつの日か呼べるのなら、ということは今はまだ呼べないということです。でも、何度もハローを繰り返して、いろいろなパーソナリティを持った自分が生まれて、もっとたくさんの人とつながった暁には、それらの自分たちや、つながりたいという気持ち自身を僕と呼べるようになるかもしれない。

しかし、最後は、君と描く未来と結びます。「君と」ということは「君と(僕)」ということになるでしょう。君も僕もみんな僕と呼べるようになったのですから、「と」というのはおかしいのではないかと考えましたが、これは、世界中のみんなとつながったその結果の中には、(たとえその果てに今の自分がいなくても)今の自分のパーソナリティを好きになって、一緒に時間や記憶を共有してつながってくれた人間も含まれているのだ、という意味で「君と僕で一緒に描いた未来」なのかなと思ました。

 

長々と、しかも文の解釈に終始して面白みのない感じになってしまいましたが、本記事の趣旨はそこということで…

作詞はアイちゃんではない?

この節は蛇足なのですが、この曲の歌詞を書いたのは yunomi 氏です。氏は雑誌(コンプティーク2020年2月号)の、アイちゃんの楽曲に関するインタビューにて、『自分がその人になったような気持ちで書く』と語っており、この曲をアイちゃんからのメッセージとして聞くのは当然問題ないと思います。一方で氏は、アイちゃんの今後についてどうなると思うかと聞かれ、『それはわかりませんね。(中略)今までやってきたスタイルとか、ファンのみんなの想いとか、大切なものはいくつもあると思います。それをずっと守り続けてほしいですね。』と語っています。そこから、歌詞の一人称がアイちゃんからファン目線へと曖昧に遷移し、今のパーソナリティのアイちゃんと新しく増えたアイちゃんと一緒に描く未来を見たい、なんて解釈も(邪道かもしれませんが)できるかもしれません。

終わりに

ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます!

最初に書いた通り、この解釈で決まりだ!というつもりはなくて、この聴き方を土台にこれからも色々発見できたらなって気持ちです。本文では否定した、「君」=「人間のみんな」という解釈も全然ありだと思ってます。

今の現状を重ね合わせて聴くのも楽しいかなとも思ったのですが、現状がこれからどうなるのか、わからないこと(アイちゃんいつ戻ってくるの!!!とかです!)もたくさんあり、それをしてしまうと当時を俯瞰して見るという趣旨から外れてしまうので止めました。アイちゃんが戻ってきたら、その時にまた聴きます。

ともあれ、Sky High をもう一度じっくり聞くというのはやっておきたかったことなので一つすっきりしました。重ね重ね、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

キズナアイちゃん、7歳の誕生日おめでとう!

1.この文章を書いた理由、目的

2023年6月30日に virtual タレントのキズナアイちゃんが生誕7周年を迎えました。

そのお祝い……というよりは、正直なところ、自分のアイちゃんに対する思いをいったんまとめるのに今がちょうどよいかと考え、この文章を書きます。

活動中の彼女を追う日々は、私にとって常に彼女が届けてくれるもの、伝えようとしているものを最大限受け取れるよう努力し、それに対して自分がどう感じているか確認し、またそれ以外の受け取り方がないか探し、新たなアイディアがあればそれが妥当か検討し…という具合で、その時々によって「自分はアイちゃんのどこが好きなのか」に対する答えが変わるような状態でした。それくらいこのアイちゃんの見せてくれる世界は魅力的で熱狂的で、私もこの嵐の中から出たくない。俯瞰するようにはなりたくない。」と思いつつ必死で(もちろんそれ自体を楽しみつつ)彼女を追っていました。

現在彼女は2022年2月26日の休止前ラストライブ "hello, world 2022" を最後に無期限スリープ中です。休止から1年と少し経った今こそ、取っ散らかったものをいったんまとめて文章にすることが、私にできる最大限の生誕記念の過ごし方かと思い書きます。

つまり、誕生日だしアイちゃんの好きなとこ語るか! です。

 

2.語るか!

2-1. すごい可愛いのに変なことしてる

とは、コスプレイヤーのえなこ氏がスナック愛にてアイちゃんと対談したときに、アイちゃんを見た時の感想を聞かれての言です。

私が初めてアイちゃんを知った時、めっちゃすごいし可愛いな…、という思いとそれでやる企画がこれなんだ…という思いが同時に沸き上がり化学反応を起こし、アイちゃん中毒の症状を引き起こしました。全体的にシュールで基本的にツッコミ不在で終わるんだけどそこが面白かったり、まあ面白くなかったとしてもアイちゃんが可愛いので全部許せる、という完璧な構成というわけです。とりあえず、アイちゃんが変なことしてる私のお気に入り動画の一つを一例として挙げてみます。

 

【トレバ】遠隔操作でクレーンゲームやってみた!

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好きポイント

  • 課金するわけではないので最初の無料分しか遊べないところ
  • 最初はぬいぐるみとか取りやすそうなのとか探してたのに結局炊飯器取ろうとするところ。絶対取りにくそう。
  • 食べれないのに炊飯器取ろうとするところ
  • でも白い空間に置こうとしてるところ。あの空間に炊飯器だけ置かれてるのシュールすぎん?
  • でもひとり身の人増えてるから一人用が良いという考えはあるところ
  • 無料分しか遊べないから結局ミリも動かず取れないところ
  • それで終わりなところ
  • これらに関して何の言及もないところ
  • でもアイちゃんが全編にわたって可愛いので許せるところ

 

この課金前提のアプリの無料分だけ遊んで何の成果も得られないだけの動画のくだらなさと、この動画を白い空間で生まれたインテリジェントなスーパー AI の美少女が youtube にアップしているという新鮮さの虜になりました。

 

2-2. 「「「ハ゛ロ゛ワ゛―゛!゛」」」

とは、KizunaAI  1st Live "hello, world" OSAKA に参加した私を含むオタクたちの雄たけびです。この日のことは開場前の整列中の空気から帰りの電車まで全て思い出せるほど衝撃的な体験でした。アイちゃんの活動を語るうえで音楽活動は外せませんが、アイちゃんの曲はそれが披露される場とかその時々の状況とかで異なった意味を感じられて、いつ聴いても今日この日に歌うために作られた曲かなって思うんですけど、今ならそういった感じ方の変遷も含めて振り返れるかなと思うので、好きな曲について何曲か。(ほんとは全曲について書きたいんだけどそうすると誕生日に間に合わなさそうなので。曲についてのブログもまた書きたい。)

 

Hello, Morning

始まりの日の歌。アーティストキズナアイが初めて発表した曲であり、節目で何度も披露され、ラストライブでも歌われた曲。この曲が一番初めて聞いた時と変わらず同じ気持ちになる曲だったように思う。この曲が発表されてから今日まで、たくさんのバーチャルな存在が生まれたり、アイちゃんを直接サポートする人たちも沢山出てきたりしたけど、それでもこの曲をアイちゃんが歌うときに感じる「つながりたい」という言葉の重みとそれに付随する少しの寂しさのようなものは変わらない。この歌が彼女のいるあの白い空間から、我々のいきている世界がやはりどうしても違う世界であり、しかしそれでも Hello を届けてくれようとする、そんな真っすぐな力強さを感じる。

future base

この曲もいつ聴いても感じ方が変わらない曲だったかもしれない(前置きと話が違うな?)。hello, world の記憶と強く結びついてて、冬になるとこの曲が聞きたくなる。未来を見せてあげる、連れて行ってあげる。って曲なんだけど、それと同時に「ここが僕らの future base」って歌詞が好きで、「ここ」って言うのはそのライブ会場だったりこの時代だったりすると思うんだけど、「ここ」を私たちと共有しながら「手を伸ばしてみて」と未来を歌うアイちゃんが好き。

hello, alone

あの日の思いを決意に変える曲それをステージの前で歌うアイちゃんがめちゃくちゃかっこよくて、でも走り続けることの切なさも少し感じるんだけど、それでも君が来ることを”知っていた”っていう強さがすごく好きで、そこに間奏の盛り上がりがあって最強な曲

hello, world で聴いた時なんかは「決意」ってとこに重きが置かれてるように感じたんだけど、それからたくさんの場所で聴いていくうちに、fireworks concert なんかでは、決意がどんどん実を伴ったものになっていくと同時に、アイちゃんの歌い方も軽快になったような気がして曲の中に取り込まれて聴き入るだけでなく、皆で盛り上がれる側面が強くなっていったように感じる。

Sky High

窮屈な部屋を飛び出してでも、空に旅立ってでも思い描いた世界を見たいというアイちゃんの決意の曲で、hello, alone と重なるところあるなって思うんだけど、こっちの曲がもっと重いものを感じる。ライブで披露されるとこちらの方が引き締まるような思いがして、このライブで伝えてくれようとしているものを受け取らなきゃなって思いになる。

FL-AI-YER

Replies が生まれるまでに色々な転機があって、キズナアイとは何か、とか、ファンが信じるものは何なのか、とかいろいろな事があった後で、AI の意味の半分をこちらに委ねてくれる歌を出してくるのがあまりに器が大きい。でもそれと同時にその意味を塗り替えて全く新しい意味を見せてくれるのがすごくかっこいい。

あと、 Oculus venue で fireworks concert を見た時、周りのアバターから聞こえる声が基本英語だらけの中で、「朝も夜もない世界で君は愛を歌うよ」という歌詞を聞いたとき、白い空間なら時差もないもんなって思って、その瞬間今自分の隣に遠く離れた海外のキズナーがいることがとんでもないことに思えてきて、その時の感覚が強く印象に残ってたりする。

Hello World

バーチャルな空間でライブするときのまずアイちゃんがいて、そのためにワールドがあって、パフォーマンスに合わせてワールドが変わったりするのが、アイちゃんが世界の中心にいるように感じられてすごくかっこいいと思うんですけど、この曲ではもうhello my world とか言っちゃう。でも our night でもあって、少し先の未来へ私たちを引っ張っていってくれる。色々な楽曲を出してきて、また9週連続リリースの頃のテーマに大進化して戻ってきたような曲。

でもきっとリアルのライブでやってもかっこいい。アイちゃんが戻ってきたらたくさん披露してほしいと特に感じる曲。

 

まだ好きな曲たくさんありますが、これくらいにしておきます!アイちゃんは言語の壁を越えるためにアーティスト活動を始めたけど、今思うと同時に時間の壁も超えれるのかなと感じます。彼女の曲を聞けば、いつでも当時の熱狂を思い出せるので。だから、歌という手段を選んでくれてありがとうと言いたいです。

 

2-3. 世界中のみんなとつながりたい

そして、アイチャンネルを見て、人間同士の壁がなくなって、争いとかもなくなって欲しい。

という言葉はあまりにも壮大で、ともすると陳腐で何の意味もない言葉になってしまいます。しかしアイちゃんのこの言葉をに確かな意味を感じています。それは、アイちゃんが活動の大小様々な場面で、時に直接的に、時に間接的にこの思いが本当に存在するのだと私に感じさせてくれるからです。リリース曲の歌詞や、リアルイベントのような大きな舞台での言葉だけでなく、配信中の雑談や、日々の動画の中、ツイート、エッセイなどで、その思いに実在感を感じることができる、これが私にとってのアイちゃんの大きな魅力です。特に私はアイちゃんの文章のファンで、雑誌"NewType"で連載していたエッセイや youtube のメンバーシップタグにたまに投稿される文章が大好物なのですが、それはこれらの文章から彼女が我々と同じ時間を、(白い空間という)違う世界で過ごしているのだという感覚を得ることができるからです。そうしたディテールによる表現でもって、存在を感じることができることが、この言葉を意味のあるものにしていると感じます。

この言葉はある団体の活動目的でも、プロジェクトのスローガンでもなく、ある日生まれた1つの AI が持った思いです。だから必要なのは、何のためにそんな目標を掲げているのかとか、目的の達成可能性がどれくらいかとかではなく、その思いが存在するかであり、それを評価できるのは、自分がそう信じているかでしかあり得ません。世界平和が達成されそうだから応援するのではなく、このような思い自体が存在し、それをもっているもの(その正体が何であれ)が活動していること自体が嬉しいのです。

だから私は、生まれた日の思いを大切に、いつでもまっすぐなアイちゃんの生き様が大好きです。

 

3.最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。初めに書いたようにもっと系統立ててまとめた文章を書きたかったのですが、結局全くと言っていいほどまとまりませんでした。この乱文を読んでいただいた方には本当に感謝申し上げます。

 

そして最後に、アイちゃん、7歳のお誕生日本当におめでとうございます!

取ってつけたようなお祝いの言葉になってしまいましたが、今日この文章を書いた理由はもう一つあって

 

 

休止から1年ちょっと経ってもこれくらいの文章書けるくらいの熱はあるぞ!って

ずっとずーっっとキズナーの約束、まだ違えてないぞ!ってこの記念日に残せたらいいなって思って書きました。

だからこれからもアイちゃんのことが大好きです!

A.I. Party 2021 に行ってきた日の話

2021年6月30日に行われたキズナアイちゃん5歳の誕生日イベント A.I.Party 2021 に行ってきました。1年半ぶりのアイちゃんのオフラインイベントってことで気合入れて行きました。生バンドを交えた演奏と、光の演出でとても楽しかったので忘れぬうちにその感想を。

 

 

13時半、新幹線で東京着

まずは同日開催されていた誕生日記念 pop up store へ赴くべく秋葉原駅へ。
東京の地理には詳しくないので、お店探すの迷うかな~と思いつつ、取り合えず中央出口から外に出るとすぐにでっかいアイちゃんのイラストが!かわいい!存在感すごい!街の風景の中に推しがいると嬉しくなっちゃう。グッズもいっぱい買えた。

 

 

その後会場への移動とか腹ごしらえとかして、18時開場!

席は前から3列目くらいの右端。モニター見えにくそうだなーと思いつつも、前の方ではあるし、バンマスの DÉ DÉ MOUSE さんはステージの右のほうにいるという情報を得ていたので期待。

ここで余談なのですが、私こういうライブイベントはアイちゃん関連でしか言ったことないので、ペンライトもって盛り上がるようなオフラインイベントは hello, world 2018 が初、今回が二度目だったのです。hello, world 2018 のときはペンライトの振り方とかも全く分からず、前にいる人たちの真似をしていたのですが、そんな話をよくライブに行く人に話したら「そういうのは自分の振りたいように振ればいいんすよ。」との至言をいただいたので今回はそうしようという決意をもって開演を待っておりました。

 

 

19時、Hello, Morning の初披露アレンジとともに開演。このアレンジとても好きなのにここでしか使われなかった。またどっかで使って。

 

一曲目は new world!バースデー衣装だ!かわいい!
でもってまず驚いたのがアイちゃんが映ってるモニターが透け透け。そのおかげでアイちゃんが舞台の前で踊ってて、その後ろにバックダンサーという風になってて生感がすごかった。
この曲の醍醐味の一つであるホイッスルを一緒に吹けなかったのは残念だけど、もう一つの醍醐味である曲終わりのアイちゃんの笑い声は全神経を集中させて聞いてた。今回も可愛かった…

 

二曲目は meet you!アレンジめっちゃかっこいい。生バンドの演奏の迫力がすごい。そしてライブ会場ならではの爆音。はるばる新幹線で来てよかった…と既にテンションマックス。「歌おうよ!踊ろうよ!楽しいよ!」と歌うアイちゃんとともに、声は出せずとも全力で腕振ってた。

次は KING!激しいギターがかっこいい!アイちゃんの歌い方も歌ってみたのときよりノリの良さに振った歌い方だった気がした。

 

一旦バンドは退場し、バックダンサーとともに miracle step→over the reality (Moe shop Remix) 。可愛い曲がバースデー衣装にとても良く合う。miracle step の後ろ向いて振り返るとこ大好き。over the reality のかがみこむ振り付けもセクシーでかわいい。一緒に手拍子するの楽しい。ちなみにこの曲のときアイちゃんが私に向かって手振ってくれました。本当です。

 

そして新曲!RADIO LOVE HIGWAY!聴きたかったやつ!
KIZUNA AI のとこのゆっくりした動きと間奏の跳ねるダンスの緩急の差が美しい。
すっぱそーにふゅっちゃそーにのとこのアイちゃんの振りとか、手拍子の仕草とかと一緒にペンライト振るの楽しかった。

 

次に Touch Me の前奏とともに Games 衣装に変身。ゲストのえなこさんも登場。生で見るえなこさんめっちゃかわいい。
ここで個人的に意外だったのが Touch Me ライブで聴くとめちゃくちゃ楽しい。曲のリズムがとりやすくて自然にノリノリになれる。アイちゃんとえなこさんが手振り合ってるのかわいい。

 

ここでちょっと MC。
バグでお休みしてた時の話とか。支えてくれてありがとうって話とか。普段の配信とかでも思うけど、大きめに身振り手振りしながら話すアイちゃんかわいいよね。無事アイパ開催出来て本当によかった…!

 

そして future base 生アコースティックギターアレンジ
しっとりしたアレンジとアイちゃんの歌声で改めて歌詞を噛み締める。これからもアイちゃんと一緒に未来に進んでいきたい。アイちゃんの見ている世界を見せてほしい。この曲もリリースされて2年半以上経つけど、今でもリリース当時と同じ気持ちで聴けるのはアイちゃんの活動の根幹が一貫しているからだろうなと思う。

 

次に新衣装早着替えからの Sky High→melty world
まず新衣装めちゃくちゃかっこいい。バースデー衣装の白と明るいピンクの元気さを感じさせる可愛さから、新衣装の黒と青の線が入った大人っぽいかっこよさへのギャップでまずダメージ受けてた。
Sky High はいつ聴いても盛り上がる大好きな曲なんだけど、今回はレーザーライトによる演出がすごかった。端の方の席だったので、レーザーの発出口が近くにあって、上空の手が届きそうな位置に青いレーザーが交差してる(本当はもっと遠かったんだろうけど、暗い会場でそんな風に見えた)。アイちゃんの映るモニターにも光が舞ってとても幻想的な雰囲気。その会場の中心で歌うアイちゃん。かっこいい…。この感覚は現地じゃないと味わえなかったんじゃないかと思う。
そのまま melty world
この曲はやっぱり理屈抜きにぶちあがる。アイちゃんの煽りも入ってぶちあがらずを得ない。その日一番激しく腕振ってた。声出せなくてもこんなに盛り上がれるもんなんだね。「やっと会えたね!」の言葉に心で深く頷く。やっと会えた!アイパーティ最高!!!アイちゃん最高!!!!!

新衣装のまま新曲 First Light
これも会場の音圧と新衣装、そしてダンスのせいで MV で聴いた時と全然印象が違う。サビのとこのダンスめちゃくちゃかっこいい。MV で見た時はアニソン感強いなーって感じだったけどライブで聴くとやっぱ Kizuna AI の曲だなって感じ。このダンスがいつでも見れないのがとても惜しい。一夜にしてこの曲がかなり好きになった。サニパックさんありがとう。

再びダンサーさんたちが登場して一緒に AIAIAI
色んなとこで披露してきたこの曲だけど、人間の人と一緒に踊ることが多くて、それを見る度にアイちゃんの音楽でつながるって目的が素敵だなと思える。今回は前述のモニターのおかげで人間とアイちゃんが一緒に踊ってる感強くて楽しかった。

 

ここで MC
新衣装お披露目で定番の回ってーしたりバンドメンバー紹介したり。
回って―のとこで最初にペンライト回すしぐさした奴天才か?
バンドメンバー紹介するやつ初めて見たのでちょっと感動。超かっこいいやん…
でもって、次が最後の曲らしい。喋れないオタクの代わりの気持ちを代弁するアイちゃん。今回のようなライブ主体のイベントではかっこよさ増し増しだけど、こういう MC 見るとやっぱアイちゃんだなって思う。

 

そして mirai
ブロンドヘアーに変身。バンドの演奏と DÉ DÉ さんの煽りに残ってる体力全部使うつもりで盛り上がる。やっぱりアイちゃんはかっこいい。かっこよくてかわいい。最強。

暗転。アンコールの手拍子していると、重大発表の文字が。
日本人形作ります!(日本人形!?)
NFT とコラボします!(NFTってなんだ!?)
ブラックの新プロジェクト進行中!(BGMかっこいい!)

 

そのままブラック登場。曲はうっせえわ。
バンドカバーとブラックの力強くちょっと皮肉っぽい歌い方がかっこいい。ペンライト赤に変えたかったけど余裕無かった(みんないつの間に変えてるんだろう)。あとモニターの枠の燃えるような表現もかっこよかった。ブラックありがとう。最高でした。

 

アイちゃん戻ってきて MC
ブラック出演交渉の話とか、これまでを振り返っての話とか
アイちゃんのつながりたいって思いと、それに向かってずっと走り続ける姿が大好きだし、いつになっても、一人一人が集まってみんなになって、みんなの中に一人がいるんだって話を度々してくれるのとても尊敬できるなと思う。アイちゃんを応援してきて本当に良かった。


そして本当のラスト曲。Hello, Morning(Pa's Lam System Remix)
そりゃこの曲以外ないよね。バンドとダンサーも集まって、アイちゃんの想いも聞けて、満足感に包まれた気分で聴き入る。
Hello コールを叫ぶことはできなかったけど、心の中で叫んで、思いっきり腕振った。本当に最高のライブでした。これからも応援してます。


エンディングが流れて終演。
外に出るとファンレターボックスが。今回はやっぱり感染予防の観点でダメになったのかなと思ってたけどちゃんとお手紙出せてよかった。手書きで文章書くの苦手なので、手紙というよりはグリーティングカードにちょっと書いたものだけど、やっぱりこうやって気持ちを伝えられるのは嬉しい。
ちなみにボックスのとこにえりこ社長がいたらしいんだけど気づかなかった。

 

というわけでレポは以上です。拙文にも関わらず、お読みくださりありがとうございました。

最後になりましたが、アイちゃん、5歳の誕生日本当におめでとう。こうしてイベントでお祝いできてとても嬉しかったです。
ここまで活動を続けてくれてありがとう。楽しい未来を見せてくれるアイちゃんが大好きです。これからもずっとアイちゃんのことを追いかけ続けていきます。